配合馬体診断
兄姉の中には、ダート短距離馬だった母の特徴を色濃く受け継いだ馬もいたが、本馬は伸びのあるバランスの良い馬体作りに、良質な筋肉を纏っているなど、父系の特徴を強く感じる。軽快な走りを武器に、芝で瞬発力を活かすタイプになりそうだ。一方、フォーティナイナー系の肌に、ディープインパクト系の組み合わせといえば、2019年の天皇賞・春で2着に好走したグローリーヴェイズ、3歳時にきさらぎ賞を優勝し、後に豪州でG1馬となったトーセンスターダムなどがいる。やはり芝で瞬発力を活かすタイプが目立つ。 |
DAM 母:ケイティマイヒメ
2歳新馬で3着に好走すると、3戦目の小倉・ダ1000m戦で初勝利。それも58秒3の好タイムをマークする逃げ切り勝ちで、スピード能力の高さが目を引いていた。そんな素晴らしい資質は繁殖牝馬としても遺憾なく発揮されており、ここまで産駒全4頭がJRAで2歳デビューを果たし、さらに勝利も獲得。勝馬率100%をマークしている。中でも当クラブ所属のブリッツェンシチーは3歳7月の時点で2勝。昇級戦でも上位争いに加わっており、ゆくゆくはオープンも視野に入る楽しみな逸材だ。 |